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「ふたつの9月1日」ほか…朝会の話

公開日
2023/09/01
更新日
2023/09/01

校長室から

児童にとって夏季休業明けとなる朝会における、”校長からの話”について一部をご紹介いたします。


<校長からの話>

みなさんおはようございます。
お久しぶりです。
今みなさんはどのような気持ちですか。

「ちょっとどきどきしている」
「不安だったけど、友達や先生に会って少しほっとした」
「友達や先生といっぱい話をしたいな」

みなさん一人一人が、それぞれの思いをもって、この日、今この時を過ごしているかと思います。同じ教室にいる友達でも、みんな違う思いで過ごしているはずです。引き続き、9月からも、相手の気持ちを想像しながら、お互いに、支え合い認め合っていきましょう。

さて、今日は9月1日、2023年の9月1日ですが、
今日は、『ふたつの“9月1日”』を紹介します。


ひとつめの9月1日 「1891年9月1日」です。
今から、132年前の9月1日です。
何があったでしょうか。

わかりやすくいうと、下中小学校ができた日です。
今から132年前、この場所に学校が建てられました。下中小学校の始まりです。132歳ということですね。
だから、9月1日は「開校記念日」になっています。

ちなみに、この写真【学校だより9月号掲載写真】は、100年前くらい様子ですが、木でできた校舎で、外で、朝会をしている様子です。


ふたつめの9月1日 「1923年9月1日」です。
今から、ちょうど100年前の9月1日です。
何があったでしょうか。

「関東大震災」がありました。
「関東大震災ってはじめてきいたかも」という人は、近くの先生に向かって手を挙げてみてください。わからないって大事ですよ。
はい、ありがとうございました。手をおろします。

今から100年前、この小田原でも大きな地震がありました。この地震やその被害などを「関東大震災」といいます。

写真【学校だより9月号掲載写真】は、小田原駅近くの様子ですが、この写真は、関東大震災の前の様子です。きれいな街です。

そして、この写真【学校だより9月号掲載写真】は、関東大震災のあとの、小田原駅近くの様子です。左側で崩れてしまっているのは小田原駅です。
 
このように、被害はとても大きかったのですが、人々の努力によって、街はだんだんと復興していきました。


地震などの自然災害は、いつどこで起こるかわかりません。しかし、私たちは、「防災」ということを意識していくことで、命を守ることや、被害をできるだけ少なくすることができます。

そこで、9月1日は「防災の日」として、みんなで意識していくようになりました。だから、学校でも9月に避難訓練があります。


今日は、ふたつの9月1日について紹介しました。
「学校ができた日」そして「関東大震災と防災の日」です。心のどこかに覚えておいてもらえるとうれしいです。


最後になりますが、みなさん、教室の天井をみてください。
LED照明にかわったことに気づきましたか。そして、体育館でも、トイレを新しくつくる工事をしています。

その裏では、こういった方々【添付写真】や、こういった方々【添付写真】が、この暑い中、みなさんの夏休みの間に工事をしてくださっていました。

毎日、登校や下校のときに、みなさんの安全を見守ってくださっている方もそうですが、みなさんはこうやって支えられています。やはり、心のどこかに覚えておいてもらえるとうれしいです。そして、「おはようございます」とか「いつもありがとうございます」といった感謝の気持ちを伝える行動をしていくと、お互い、さらにうれしい気持ちになりますよ。


それでは、後で紹介がありますが、3人の友達をお迎えして9月がスタートします。一人一人が自分らしく過ごしやすい学校を、お互いに、一緒につくっていきましょう。

これで、私の話はおわります。