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全国学力・学習状況調査 〜4月18日全国一斉調査〜

公開日
2023/04/18
更新日
2023/04/18

校長室から

全国学力・学習状況調査は、全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図ることなどを目的として、2007年(平成19年)から行われている調査です。
対象は、小学校6年生と中学校3年生です。

小学校6年生だけでも全国で100万人以上の児童が一斉に調査に参加していますが、本校の6年生も本日(4月18日)に、まずは、国語と算数の調査に参加しました。(例年、同日に「質問紙調査」もあるのですが、本校は学習用端末を活用(オンライン調査)での参加となりますので、質問紙調査は来週となります。)

本調査ですが、小田原市からは次のように留意点が示されています。

『この調査により測定できるのは、学力の特定の一部分であることや、学校における教育活動の一側面に過ぎないことなどを踏まえ、結果については、序列化や過度な競争につながらないよう十分配慮して取り扱う必要がある。』

いわゆる「みえる学力」としての調査となりますが、子ども一人一人が自分らしく活き活きと過ごすためには「みえない学力」を育むことも、極めて重要となります。
ChatGPTに象徴されるようにAI等の社会の進歩は著しく、将来的には現在の半分以上の職業が変わる可能性があるといった研究や報告が世に出回っているような状況です。

今回の調査も大事なひとつの指標としながら、未来を歩む児童一人一人にとって、どのような支援・指導がよりよいのか、改めて全職員で考えることも重要であると感じました。
今回調査に係る児童一人一人の個票は、例年ですと、夏季休業の頃に戻ってきますのでご覧になってください。


さて、ここからはさらにつぶやきですが…
今回の調査は「国語」「算数」とも、自分の考えを記す記述式が多く、正直難しい…と思いました。
調査が終了したあと、6年生に、
「どうでしたか。」
ときいてみました。

「難しかったし、時間が足りなかった。」
「埋めるだけは埋めた。」
「文字数が決められているので、その調整で何度も消していたら時間がなかった。」
「とりあえずは埋めたよ。」

「埋めるだけは埋めた」に象徴されるように、途中であきらめず、制限時間まで粘り強く取り組んでいた6年生に拍手です。

本校職員はもとより、学校運営協議会等の場で実際の問題にふれながら、文部科学省としてめざす「みえる学力」の方向性を確認していくことも今後必要かも…とも感じました。