1枚の写真から考える 〜子どもの学びの場面から〜
- 公開日
- 2023/04/13
- 更新日
- 2023/04/13
校長室から
4月12日(水)の朝のことです。
前日、11日(火)に、5・6年生は令和5年度はじめての委員会がありました。
早速、翌日の朝、「体育委員会」の児童が、体育倉庫の鍵開けをしています。
鍵を教師から借り、体育倉庫の鍵を何とかあけ、一生懸命シャッターをあけています。
しかしながら、ここで問題が…。
シャッターが少し重いので、これ以上はあがらないのです。
「ここまで開けられていれば大丈夫では」
と、私は遠くから見ながら思っていたのですが、どうやら手を離すと、徐々にシャッターが閉まってしまうようです。
勢いをつけてシャッターを上にあげても、少し重いのでシャッターはこれ以上動かず…。
いずれにしても、”これではシャッターを開けたことにならない”といったことを、まるで背中で語っているような、責任感ある行動で、試行錯誤していました。
そして試行錯誤の結果、ついに、体育小屋の中にある、野球のバットをつかってシャッターを押し上げることができ、「全開」の状態となりました。
「このことを他の仲間に伝えたら、みんなの役に立つね」
という声かけに、
「うん!」
うれしそうな、ほっとしたような顔がとても印象的でした。
自分で考え、実感しながら、ひとつひとつ学びを深めていくのですね。