尊徳学習(2/2)
- 公開日
- 2022/02/03
- 更新日
- 2022/02/03
校長室から
今朝消毒をしていると、1年生が転んでしまってという声が聞こえてきました。その1年生の横で6年生が足の様子をやさしく見て気遣ってあげていました。6年生はとても頼れる存在です。いつまでもその優しさを持ち続けてほしいです。
一昨日に見た4年生の授業の様子をお伝えします。小田原市では、全校の4年生が二宮金次郎について学びます。先日の授業では、グループごとに金次郎さんについて学習したことを発表するための練習をしていました。6時間目の授業でしたがみんな集中しています。
担任は発表練習を見るための視点を次のように与えていました。一つはほめほめポイント、二つ目はもっとよくなるためのアドバイス。この時間は二つのグループが発表の練習をみんなの前でしました。黒板に模造紙にまとめた資料をはります。どちらのグループもクイズ形式のようでした。尊徳の教えをもとに「積小為大とは」「何のために働くのか」「分度とは」「一円融合とは」「万象具徳とは」などの問題が出されました。
発表が終わると、聞いていた人たちからたくさん手が上がりました。「問題を出すときの効果音が面白い」「写真やイラストがあっていい」「話していない人が見えないように座っていたのがよかった」「クイズの答えを考える時間がもう少しあるといい」ほめほめポイントやアドバイスがたくさん出されました。こういう関わりがあるから、学級みんなで学ぶ意味があるんだなと再確認できました。聞いていた人たちも友だちの発表を見て、自分たちの改善点が見えてきたことでしょう。
担任に話を聞くと、他のグループは「金次郎の業績や生い立ち」「家族のこと」「小田原市にある金次郎像」「当時の農機具」などに興味をもち調べていたようです。また、この学習を通して、金次郎に関する膨大な情報から必要なことを取捨選択してまとめる力や、グループで協力しながら相手に伝えわるような表現力を高めたいということでした。発表本番が楽しみです。