学校日記

【校長室から】 令和8年度 校内研究 全体会 ~3年2組・算数の学習をとおして~

公開日
2026/10/31
更新日
2026/10/31

できごと

10月28日(水)


令和8年度の第2回校内研究全体会を実施しました。


当日はほぼすべての教員が3年2組の教室に集い、5時間目の算数の授業を参観しました。


授業の進行を追うだけでなく、子ども一人一人の表情の変化や手を挙げる仕草、ノートに向かう手元、グループで話し合う際のつぶやきや姿勢に至るまで、子どもたちの学びに向かうリアルな姿を細かくみとっていきました。


5時間目の授業中、教室は終始明るく意欲的な熱気に包まれていました。


子どもたちは課題に対して自分なりに見通しを持ち、自発的に解き方を選択しながら集中して問題に向き合う姿が見られました。


整数や小数で学んだたし算の考え方を基盤にしながら「分数のしくみはどうなっているだろう?」と既習事項と結びつけたり、1L(リットル)マスや数直線の図を活用して「こうなるのかな」と確かめたりしながら考えを広げていました。 


展開の場面では、自分が選んだ解決手段を一人一人が「宣言」してからグループに入っていきました。


自分の選んだ(宣言した)解決手段同士がグループになることで、一人一人の主体的な参加や、話し合いに参加するための土台が保証された場となっており、自分の言葉で考えを共有し合う姿が見られました。


このように、子ども自身が選択し決定する「自己選択・自己決定」という場の価値が、いきいきと授業に臨む子どもたちの姿をとおして改めて再確認できました。 


一方で、自分の「こだわり」や考えを十分に持ちきれるまでの自力解決に係る手立てをもう少し工夫したかったという側面もあり、グループでの協議に入った際に、子どもによっては「個」の考えが少し薄れてしまう場面も見受けられました。


こうした「個」の深まりと「グループでの共有」のバランスについては、今後の手立てとして深めていく価値のある課題となりました。 



放課後から夕方にかけて行われた研究協議会では、模造紙と付箋紙を使ったワークショップ形式で議論が交わされました。


参観中につぶさにみとった子どもたちの具体的な姿を持ち寄り、手立ての有効性や授業の価値について多角的に検証を行いました。


付箋紙には、子どもたちが意欲的に取り組んでいた様子や工夫された手立てへの意見が数多く書き込まれており、本時における成果と次への視点がしっかりと確かめられました。


協議会の後半には、小田原市教育委員会から来校された指導主事によるご指導・ご助言がありました。

来校された指導主事は本校の卒業生であり、過去に本校職員と同僚だった縁もある方だったため、本校の特色を踏まえた温かく実践的な助言をいただくことができ、明日からの授業につながる貴重な学びとなりました。


子どもたちの「分かった!できた!」という表情や、学びに向かう姿にあふれた今回の授業。

協議を通して見出された成果と「個のこだわり、仲間との関わりや知のつながり、そして、個の振り返りや深まり」といった課題を受け止め、明日からの日々の授業に活かしたいと考えます。