学校日記

【校長のつぶやき】町探検での2年生の学び(令和5年6月15日・木)

公開日
2023/06/15
更新日
2023/06/15

校長のつぶやき

 久しぶりに校外学習に同行しました。2年生の町探検です。
 生活科の学習では、「地域の場所やそこで生活したり働いたりしている人々について考え、自分たちの生活は様々な人や場所と関わっていることが分かり、それらに親しみや愛着をもち、適切に接したり安全に生活したりしようとする」ことをねらいとして、町探検を行います。
 担任の話では、国府津学区にどんなところがあるのかをあまり知らない子が意外と多かったので、まずは、通学路を中心にいろいろな方面(コース)に行って、「こんな所があるんだ。」ということに気付いてほしいという思いから、3回に分けて町探検を行うことにしたとのことです。そして、秋には、自分の興味に応じて「さらに詳しく調べたい、そこで働いている人にお話を聞いてみたい」という所へ探検第2弾として行ければ…と考えているとのことでした。
 国府津学区といっても広いので、2年生くらいだと自分の住んでいる場所の近所以外だと、あまり行ったことがない所も多いでしょう。歩ている途中、「ここは家族で食べに来たことがある。」「買い物に来たことがある。」と話してくれる子もいました。それらがどういう所なのか、経験に基づいて友達同士で情報交換をし、今回の探検とリンクさせて、みんなの興味が広がることも学びの一つと言えるでしょう。そういう意味では、今回の探検で「こんな所があった」ということを実際に確認できたことが、探検から得る大きな学びと言えます。

 しかし、今日、一緒に探検をしてみて、2年生の子が得た学びはまだたくさんあると感じています。
 途中、道であった地域の方たちに大きな声で挨拶をしている子たち。すると、笑顔で挨拶を返してくれる大人の皆さん。「挨拶」の気持ちよさを学んだことでしょう。

 同行してくださったPTA広報委員の皆さんも、歩き方、横断の仕方について、安全面から多くの声かけをしてくださいました。また、他人の土地に入り込んで歩いている友達に注意している児童もいました。交通安全教室で学んだこととリンクさせて、通学路の安全な歩き方、他の通行人や車へ配慮、通学路のどういう所が危険なのか、そして、何より、自分たちの安全を気にかけてくださる大人がいるということも学んだことです。

 最後に遊んだパンダ公園では、ブランコやシーソー、滑り台などの遊具の使い方を通して、譲り合ったり、順番を意識したり、待っている子の気持ちを察したりなど、マナーを守ることで互いに気持ちよく生活できるということも学びました。
 公園でカミキリムシを見つけた子たちは、季節に合った虫の発見、その虫の生態に興味をもち、どのような条件だったら飛ぶのか、コンクリートより木を好むらしいということにも気付いていました。これも、生活科ならではの学びです。
 中には、「自分で遊び方を考えることができた。」と自慢げに話している子もいました。素晴らしい学びです。

 ただ単に探検で見つけこと(お店や公共施設など)だけではなく、探検を通して多くのことを学んでいました。