【校長のつぶやき】今月は読書月間…いろいろな本を読んでほしいです(令和7年11月6日・木)
- 公開日
- 2025/11/06
- 更新日
- 2025/11/06
校長のつぶやき
昨日のホームページでも触れましたが、今月は「読書月間」です。
図書委員会がいろいろな企画をしてくれています。
毎年6年生が受けている全国学力・学習状況調査に「質問紙調査」というものがありますが、その中に、日頃、どのくらい読書をしているかという項目があります。
正直なところ、毎年のように国府津小の子は、全国平均や県平均と比べて、この「読書」に関する項目が低め…読書に親しんでいる子が少ないのです。
(逆に「ゲーム」や「スマホ」などに多くの時間を費やしていることも気になっています。)
そのように考えると、昨日の中休みの図書室の混雑ぶりはすごい状況!
学校司書とも話していたのですが、初めて見る光景と言えます。
「ガチャ」に惹かれてのことかもしれませんが、これを契機に本の面白さに気付いてほしいです。
最近、調べ学習のときだけ図書室に向かう子が増えてきました。
調べ学習の対象になるような本が増えているのも事実です。
一方、物語などの読み物に興味をもっている子も結構います。
ボランティアさんによる読み聞かせでは、多くの子がお話の世界に浸っています。
国語の授業で、物語などの読み物の学習に楽しそうに取り組んでいる子もたくさんいます。
国語の教科書に掲載されている作品に関係のある本も図書室にはたくさんあり、それらを借りていく子も結構いると、学校司書から聞きました。
目的に応じて、対象となる書物やその書物の活用の仕方もいろいろでしょう。
それは百も承知ですが、私は個人的に物語などの読み物をできるだけ読んでほしいなと思っています。
登場人物の思いや気持ちを想像しながら、どんな展開になるのか、意外な展開なのか、ハッピーエンドになるのか、せつない終わり方なのか…
難しく考えることは必要ないです。
登場人物の思いの解釈も人それぞれで構いません。
(授業では、いろいろな解釈を出し合う中で、自分が気付かなったことに新たに気付くことで、読みを深めるということをしますが、個人の読書はもっと自由でも構わないと思います。)
物語などの読み物を読む経験が多い人は、友達や周りの人の思いを感じ取ることが得意になり、素敵な人間関係を築けるかもしれません。
人とのコミュニケーションも円滑に進むかもしれません。
物語などの読み物を読むことに、そのような可能性を感じるので、私は、そのような本をなるべく読んでほしいなと思うのです。
毎年のことですが、「先生のおすすめ本」も図書室前の廊下に掲示しています。
私も「おすすめ」を書かせてもらいました。
せっかくの読書月間…素敵な本との出会いができることを期待しています。