かっぱの話(校長室から)
- 公開日
- 2025/06/23
- 更新日
- 2025/06/23
できごと
プールに入る前の朝会で、「河童」の話をしました。水の神様(妖怪)である河童は、水が大好き、みんなも河童のように水と仲良しになってほしいということ。でもいくら仲良しになったとしても、油断すると、河童も川に流されてしまうこともあるから、決して水の中では油断をしないこと。そして、河童はいたずら好きなので、人を水の中に連れ込んでしまうことがあるから、絶対に子どもだけでは、海や川に行ってはいけないこと。
朝会では河童の絵などを用意できませんでしたので、「後で校長室に写真をはっておきます」と伝えました。その日の中休みに、数名の子ども達が「河童の写真はありますか」と訪ねてきました。「今準備中なので、明日また来てね」とお願いをしましたところ、「明日の中休みに来ます」と言って去っていきました。
そこで私はふと思いました。「これはまずい・・。もしかして本物の河童の写真を見たいと思っているかもしれない・・。期待させてしまった!どうしよう・・」と。
しかし、本物の河童の写真がある訳ではないので、正直にそのことを伝えることにしました。
はたして次の日。訪ねてきた子ども達に「ごめんなさい。岩手県の遠野市に行って河童を見ようと思ったのだけれど(これは本当です。かなり昔ですが)、見つけられなかったのです。絵で我慢してください」と言いました。
すると、子ども達は「良かった!古い絵で!かわいい河童の絵だったらどうしようかと思ってた」と言ってくれました。ほっとしました。ご理解いただけてよかったです。
さて、水の事故が増えてくる時期に入りました。くれぐれも気をつけて、楽しく水に親しんでほしいです。