総合的な学習の時間での一場面(5年)
- 公開日
- 2025/12/18
- 更新日
- 2025/12/18
できごと
5年生の総合的な学習の時間の様子を学級だよりからお伝えします。
先日、子どもの言葉の中にResilience(レジリエンス) *1を感じる言葉がありました。
小田原みどり学園以外に、地域の高齢者施設訪問を計画し準備をしていたのですが、インフルエンザの流行時期ということで、訪問は見合わせとなりました。見合わせとなったことを高齢者施設訪問グループに伝えたところ「準備する時間が増えた!」と前向きな言葉が返ってきました。
「せっかく準備したのに…」ではなく、「準備する時間が増えた!」です。
見合わせになったという事実は変えられませんし、私の力や子どもたちの力でどうにかできることでもありません。ただ、見合わせになった事実をどうとらえるかは、自分の心次第です。
「準備する時間が増えた!」という言葉から、前向きにとらえる回復力、あきらめずに続ける粘り強さであResilience(レジリエンス) が感じられました。
きっと、こらから先の活動でも、思い通りにいかないこと、計画外のできごとがたくさんあると思います。嬉しくはないできごとですが、これらのできごとはGRIT(グリット)を育むチャンスです。
このように、教科の学習では身に付ける機会が少ない力を身に付けることができるのが総合的な学習の時間です。お子さんから総合的な学習の時間について話を聞くときには、このGRIT(グリット)*2を意識しながら聞いていただけるとありがたく思います。
*1 レジリエンスとは、心理学では、ストレスや逆境から心を守り、立ち直る力(精神的回復力)
*2GRITとは、
Guts(ガッツ):困難なことに立ち向かう闘志
Resilience(レジリエンス) :回復力。あきらめずに続ける粘り強さ
Initiative(イニシアティブ) :自ら目標を定めて取り組む主体性
Tenacity(テナシティ) :やり遂げる執念
【ベネッセ教育情報(ベネッセ教育総合研究所)ホームページより】