主人公の変化について読む・その2(6年・校長室から)
- 公開日
- 2025/12/17
- 更新日
- 2025/12/17
できごと
先日、6年生の国語の物語文の学習の様子をお伝えしました。6年生は2クラスありますが、今日はもう一つのクラスで、同じ「ブック・ウーマン」をもとにした学習が行われていたので、お伝えしたいと思います。
今年度、本校では「校内研究」で、国語の物語文の学習をどのように展開していくかを皆で考えています。今回の6年生の国語の学習も、校内研究の一環として公開されたものになります。
先に実施したクラスでは「なぜ、カル(主人公)は変わったのだろう」という課題について考えていました。今日のクラスでは、その課題が「なぜカルは本を読もうと思ったのだろうか」という課題になっていました。これは、先行したクラスでの子ども達の様子から、高学年に関わる教員チームが、学習をさらに深くより良いものにするにはどうしたらいいのかについて、放課後に相談・検討して決めたものでした。
その成果もあってか、この課題に対して、子ども達は常に教材の文を根拠にして、自分が考えたことを発言していました。よく考えていました。そして、他の子達は、友達の発言をよく聞いて、よく反応していました。
最後に学習をふり返った際には、友達の発言を聞いて気づいたことや改めて思ったこと、そして今回の学習から自分が学んだことなど、いくつかの視点からの発言があり、6年生の成長を感じました。「友達から学ぶこと」も学校で学ぶ意味の一つです。そして何を学んだか、メタ認知できるのも、学力の一つです。