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6年生 道徳 「森川君のうわさ」 ~6年2組学級便りから~

公開日
2025/07/06
更新日
2025/07/06

6年

先週の道徳では、「うわさ」についての学習をしました。


はじめに「うわさ」へのイメージと今までの「うわさ」に関する経験を聞きました。


どちらかというとイメージはマイナスで、けんかにつながったり、傷ついたりした経験をマイナス理由に挙げていました。


そこから、教材文「森川君のうわさ」を読み、いくつかの発問(教師からの問い)を経て、最後は「いじめのないクラスにするために大事にすることは」について考えました。



「森川君のうわさ」あらすじ

 工作が得意な森川君。夏休みに作成した本立てと卒業記念で作ったオルゴールの出来栄えは見事であった。はじめは、クラスのみんなは森川君をほめていた。しかし、石田君たちが言っていた「あれは、大工である森川君のお父さんが作ったものだ」といううわさが広まっていく。ぼくは、森川君が器用で、家で飼っている犬の立派な小屋を森川君一人で作り上げたことを知っている。しかし、そのことを言えないでいた。そのうち、クラスのみんなはだんだん森川君を仲間外れにするようになり、森川君はだんだん無口になっていった。

 そんなある日の帰りの会で、いつもはおとなしい順子さんが、森川君が器用なことや森川君を仲間外れにすることはまちがっていると話し始めた。ぼくは、順子さんの話を聞きながら、「順子さんが話し終わったら、ぼくも発言しなくては」と思った。

(光文書院「小学道徳6」より)



石田君たちのうわさを否定することができなかった「ぼく」に共感する子も多かったです。


「否定したら、ぼくのことも言われるんじゃないかと思って言えない」という意見、子どもの本音だなあと思いました。


一方で、「え、(石田君に)言えないが分からない。言えるし!(でも言えないって子もいるんだ)」という子も。


こうやって自分とは違う価値観や考え、性格に触れることで、より豊かな心を育むことにつながっていくと思っています。



「いじめのないクラスにするために大事にすることは」については、班で考えを交流しました。


どの班も、すてきな考えを出し合っていました。

「良さを認める(負け惜しみをしない)」

「相手のことを思いやる」

「見た目で判断しない(きめつけない)」

「勇気(いじめをとめる)」

「うわさを信じない(事実を確かめる)」

「一人一人を大事にする」

などです。


6の2もこの出し合った考えを実行して、すてきなBESTクラスを作っていきたいと思います。



<授業後の子どもの感想>

・私は一人一人を大切にすればこんなことにはならないと思う。いじめだって差別だってなくなる。多分、一人一人を大切にすれば、なにもおきないで平和!

・うわさを信じないようにしようと思った。うわさをしないようにしようと思った。この授業を生活に生かそうと思う。

・自分がそう思っても、みんなに言わないで心にしまっておく。相手の気持ちを考えることが大事。

・自分ができないからって負け惜しみをせずに認める。くやしいなら、自分の得意なところを伸ばせばいいと思う。