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わかば級 国語 「本や言葉に親しもう」 ~校内研究・ブロック研究~

公開日
2025/01/16
更新日
2025/01/16

わかば級

1月16日(木)

わかば級3組における国語の学習の様子です。


この時間は、校内研究・ブロック研究を兼ねていますので、高学年の職員を中心に、何人かの教師が授業を参観・観察する中で、子どもたちの学びが展開されていました。


さて、この学級の子どもたちは、本時までに、児童が好きな本を「自分で」選び、“読み聞かせ”を前提とした練習を行ってきました。


この時間は、いよいよ学級内での『読み聞かせ発表会』です。


子どもの実態や状況などは、子ども一人一人ちがっています。


具体的に、本を読むことや、みんなに向かって「読み聞かせ」をするという行動ひとつとっても、本を自分の側に向けないと読むことができない子もいますし、一方で、本を友だち(仲間)の方に向けても、上から文字としては反対向きに読むことができる子もいます。


また、声の大きさや読むときの抑揚などについても、声を出せることだけでもすごい…という子もいれば、聞いている人の立場に立って、感情を込めながら抑揚をつけたり、間をとったりしながら読むことが得意な子もいます。


授業者は、そんな一人一人のちがいや特性をまるごとうけとめながら、時に、その子(個)に応じた適切な声かけや支援をしているように感じていました。


実際に、写真・画像からも伝わるでしょうか…


・前のめりになって読み聞かせを味わおうとしている子

・小さい声でも何とかきき取ろうとしている子

・楽しそうに反応しながらきいている子


その間には、本を友だち(仲間)に向けて読むことが難しい場合には、テレビにその画像を投影することで、きいている子が見やすく、場を共有しやすくなるといった支援もありました。


「次はどうなるでしょうか?」


読み手から、きいている友だち(仲間)へ、読んでいる途中に質問を投げかけるなどの工夫も見られるとともに、それに呼応するかのように、自分の考えを伝えている友だち(仲間)の姿もありました。


まさに、授業者がねらいとしている、互いに認め合えるような雰囲気を醸成する…ということがぴったりだなあ…と感じていました。


一人一人にできるだけ合わせた時間の流れ…。

個別最適な学びの考え方を感じることができるような時間でした。


そして、児童一人一人が「自分らしくいきいきと学ぶ・学んでいこうとする」ことが大事であることを、私も含めて教職員一人一人が改めて考える機会としたいと思いました。