4年生 道徳科 「本当の友達とは」
- 公開日
- 2023/09/09
- 更新日
- 2023/09/09
4年
4年2組における道徳科の様子です。(9月5日・4時間目)
「本当の友達とはどんな友達か考えよう」というこの時間のテーマに向けて、『泣いた赤鬼』(絵本にもなっているいわゆる名作です。)という資料を読み、全員で考えているところです。
「赤鬼をヒーローにさせたい」
「自分が悪者になっても赤鬼を人間のヒーローにしたい」
「似てるー」「似てるっ」
「意味は同じだけど自分の言葉で」
「友達のために自分を犠牲にしていた」
同じような考えであったとしても、“その子”の言葉で伝えることで、ちょっとした違いや機微が広がるので、全体としては考えが深まることにつながります。
日常的に、どの子の考えも認め、聴こうとすることを大事にしているのでしょう。この積み重ねにより、発言者は、安心している雰囲気のなかで、友達に伝えているようにみえます。
「じゃあ、〇〇さんもいっていたように、何で「はり紙」を貼ったのだろう」
と、教師はこれまでの子どもの意見を活かしながら、この時間の肝となるような質問をすると…
勢いよく手が挙がっていた子やおもわず立ち上がった子がいたように、この時間に没頭しているような姿もありました。いずれにしても、一人一人がよく考え議論に近い発言をしているような時間でした。
そして、担任が子どもと一緒になって、子ども一人一人の考えを楽しんでいる姿も印象的でした。
たくさん意見が交わされた分、4時間目の終了時刻がきてしまいましたので、午後に続きをやることを全員で確認し、この時間は終わりになりました。
<追伸>
午後は授業観察に行けなかったのですが、担任から追って話をきくことができました。最終的には、「本当の友達」について、自分ごととして考えられるくらいに、続きも盛り上がったということでした。