防災訓練 (9月4日)
- 公開日
- 2023/09/04
- 更新日
- 2023/09/04
校長室から
「地震が発生、その後、給食室から火災が発生した」と想定した避難訓練を行いました。
学校だより9月号(こゆるぎニュース)にも記したところですが、今年は関東大震災から100年。
節目をよい機会に、改めて避難訓練をとおして防災について考えることは大切なことです。
写真のように、一人一人が真剣に訓練に臨んでいました。火災を想定していたため、ハンカチを口に当てて避難するような児童の様子もみられました。第1回防災訓練のときには、はじめての訓練で不安いっぱいの様子であった一部の1年生が、今回は落ち着いて対応している姿がみられるなど、訓練を積み重ねていくことの意義も感じました。
教職員も、今回は『火災』でしたので、「連絡通報」「避難誘導」「巡視検索」等といった役割分担ごとに、具体的に確認しながら訓練できたことで、紙面だけでは見出せないことにも気づくことができたようです。
またこの日は、市教育委員会の「学校防災アドバイザー」派遣事業を活用し、静岡県から大学の先生をお招きし、実際に様子をみていただくこととなりました。ちなみに、大学の先生についてですが、学校防災はもとより、学校安全全般を専門とされ、文部科学省の学校安全資料の改訂に係る委員も務められている方です。
大学の先生と市教育委員会防災担当の指導主事が来校され、本日の防災訓練をはじめ、年4回程度実施している訓練やその肝となること等について具体的にご助言いただきました。
一例ですが・・・
〇訓練は「想定」によって動きや対応が全く異なること
〇実際には訓練と同じ「想定」場面の災害と遭遇することは少ないこと
〇基本的な訓練と併せて実際は臨機応変に対応する心構えが肝であること
(保護者が児童を何日も引き取りできない状況が実際にはある。)
〇“余震”が必ずあるので、少しでもはやく運動場に避難すること
〇防災頭巾をつけるタイミングや校舎内での人数確認や整列等の必要性
他にも多くの具体的な助言がありましたが、いずれにしても、来年度(令和6年度)の防災・防犯訓練の計画に向けてご示唆をいただいたと考えています。児童の動きや引き取り訓練の方法について変更も考えられますので、今後、PTA運営委員会や学校運営協議会等でも相談させていただきながら対応を図ってまいりたいと考えています。