6月9日 授業参観の様子や雰囲気から思うこと
- 公開日
- 2023/06/12
- 更新日
- 2023/06/12
校長室から
6月9日(金)午前中は授業参観でした。昨年度までの地域別の分散開催ではなく、保護者の人数制限等もなく、また、マスクの着用も求めない中での開催となりましたが、改めて、コロナ禍の夜明けが着実に近づいていることを感じました。
子どもたちの様子をみていると、発達段階によるところも大きいですが、何度も保護者の方の様子を確認する子、うれしそうに手を振っている子、逆に、(折角参観に来ているのに)露骨にいやそうな顔をして「あっちに行って」というようなサインを送っている子など、一人一人の違った反応を興味深く見ていました
背中がぴーんと伸びている子、「あれ?今日のようにできるんだ…疲れて反動がないといいなあ…」と思った子など、いずれにしても、注目されているという雰囲気が子どもの学習環境をつくるようです。
保護者の皆様の様子や眼差しを拝見していましたが、我が子のそれこそ一挙手一投足に表情を揺れ動かされている姿に、改めて愛情の深さが伝わってくるようでした。そして、お子さんの状況にあわせて上手な距離間をとりながら参観されているんだなあ…と思わずうなってしまうこともありました。
参観された保護者の皆様には、ご自宅でもたくさんお子さんを認めていただくような(褒めていただくような)関わりをもっていただけるとありがたいです。
また、併せてこのような機会をぜひご活用いただき、保護者の皆様同士や学校の職員と保護者の皆様との関わりが深まることを願っています。顔のみえる関係等により、お互いの考え等を理解することにつながります。具体的には、大人同士が同じ方向を向くことで、子どもが安心できる環境となり、延いては、子ども一人一人が自分らしく活き活きとすごすことにつながると考えています。
私自身もたくさんの皆さんとお会いでき、また、多くの方から直接声をかけていただくこともあるなど、皆さんとの関わりのある有意義な時間となりました。改めてありがとうございました。そして今後ともどうぞよろしくお願いします。
子どもが学び、その資質・能力を育んでいくことは、子ども自身の願いであり、保護者の願いや祈りであり、社会の希望であるといわれることがありますが、今日の授業参観を見ていて、改めてそのようなことも感じました。