4年生 国語 「一つの花」〜考えを確かめ合う時間〜
- 公開日
- 2025/09/22
- 更新日
- 2025/09/22
4年
+3
9月22日(月)
4年1組における国語の学習の様子です。
4年生の国語の授業では、光村図書の教科書に掲載されている今西祐行さんの作品「一つの花」を題材に、物語を通して自分の考えを確かめ合うような学習が行われていました。
この日のめあては、
「お父さんが『一つの花』に込めた願いは実現したのだろうか」
子どもたちはまず、自分の考えをノートに記し、物語の内容をふまえて自分なりの答えを探していきます。
黒板には一本の数直線が用意されており、右端が「した」、左端が「していない」、中央が「どちらともいえない」、さらに数直線の外には「わからない」の領域も設けられていました。
子どもたちは自分の考えに応じて、名前の磁石を貼り、立場を明確にします。
その後、同じ立場に近い子ども同士がグループになり、意見を交流。
自分の考えを伝えたり、友だちの考えに耳を傾けたりする中で、「やっぱり変えたい」と磁石の位置を動かす子もいました。
その理由をみんなで確認するような配慮もあり、考えの変化をていねいに扱う姿が印象的でした。
「それはさ、『一つの花』が幸せになってほしい…ということではなくて…。」
といった、物語の本質に迫るような言葉が自然に出てくる場面もあり、子どもが作品と向き合いながら、互いの考えを確かめ合っている様子が伝わってきました。
この授業は、9月11日に行われた新採用研修で参観した、5年生の道徳科の授業スタイルとも通じるものがありました。
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4年生の担任が、研修などで得た学びを授業に着実に活かしていこうとしているのでしょうか。
いずれにしても、授業づくりへの工夫が感じられるとともに、子どもが自分の考えを持ち、互いに確かめ合いながら学びを進めていこうとする姿が随所に見られた授業でした。