【校長室から】 令和8年度 校内研究 全体会 ~2年2組・算数の学習をとおして~
- 公開日
- 2026/06/23
- 更新日
- 2026/06/23
できごと
+7
本校では、定期的に互いの授業を参観し、子どもの姿からみとったことをもとに協議していく「校内研究」を行っています。
授業を見合い、子どもの学びを中心に据えて話し合うことで、教師としての授業力や指導力を高めていく取り組みです。
多くの学校でも行われているものですが、授業を日常的によりよくしていくための大切な営みであり、本校でも取り組んでいます。
6月16日は、今年度はじめての授業研究が伴う校内研究の全体会でした。
研究主任である2年2組担任の算数の授業に全職員が集まり、授業を参観したあと、放課後には家庭科室で研究協議(全体会)を行いました。
全体会では、授業でみとった子どもの姿をもとに、若手もベテランも同じ立場で語り合い、学び合う時間となります。
写真からも伝わるかと思いますが、教師一人一人が真剣に授業と向き合い、子どもの学びを中心に語り合う、とてもよい雰囲気でした。
この日の2年生の学習は「長さの加法・減法」を扱う時間でした。
授業の冒頭では、フラッシュカードを使ったテンポのよい活動があり、子どもたちは楽しさの中で自然と学習に向かう姿勢になっていきました。
「もう一回やりたい」「できたよ」といった声があがり、教室に明るい集中の空気が広がっていました。
学習が進むにつれ、子どもたちはこれまでに学んできた長さをそろえて考える方法、筆算の考え方などを自分なりに思い出しながら問題に向かっていました。
「cm と mm をそろえる」「筆算と同じだよ」といったつぶやきが自然に出てくるなど、学びの積み重ねが伝わってくるものでした。
さらに印象的だったのは、自分のペースで考える「自分タイム」、友達と考えを出し合う「会議」、少人数で確かめ合う「ミニ会議」など、これまで積み重ねてきた学習スタイルや学び方などを、子ども自身が心地よく感じていることが伝わってきました。
いずれにしても、「相談」と「確認」をとおして、学びを自分ごととして進めていく子どもたちの姿は、とても頼もしく感じられました。
ICT機器を使って目盛りの読み方や直線の引き方を視覚的に確認する場面もあり、子どもがつまずかずに進められる工夫も随所に見られました。
こうした手立てが、子どもたちの「自分でできた」という実感につながっていたように思います。
夕方行われた全体会に戻りますと…
参観者一人一人がみとった子どもの姿を中心に、単元構想で意図していた「普遍単位の必要性」に気づく場面や、様々な手立ての有効性や効果、子どもにとっての必然性、何より、子ども自身が学び方を選びながら学習を進めていたことなど、さまざまな視点から意見が交わされました。
また、この日は小田原市教育委員会の指導主事にも来校いただき、客観的な立場から助言をいただく貴重な機会にもなりました。
教師としての感覚や感度は、一朝一夕で身につくものではありません。
だからこそ、こうした機会にいつも以上に授業と向き合い、日常では気付きにくいことを同僚と語り合いながら学び合うことが、よりよい授業につながっていきます。
そして、その積み重ねが、子ども一人一人のよりよい学びへとつながっていくと感じています。
教師集団として、学び続ける姿勢を大切にしていきたいと、改めて思える全体会となりました。