学校日記

【こぼれ話】 雨上がりに子どもたちが向かう先は…

公開日
2026/05/04
更新日
2026/05/04

できごと

5月1日(金)


前日からの強い雨が午前中も降り続き、芝生の運動場には、ところどころに大きな水たまりができていました。

ところが午後になると空が明るくなり、引き取り訓練が始まるころには青空までのぞくほどのよい天気に。


雨の中の引き取りには心苦しさがあったので、雨上がりの光が校庭に差し込む様子に、訓練中とはいえ少しほっとしていました。


引き取り訓練では、保護者の方が校舎内にお子さんを迎えに行き、自宅等へ帰ります。

同じ方面で帰る友達を待っているのでしょうか。

あるいは、その友達の保護者が迎えに行っている間、少しだけ一緒に待っているのでしょうか。

そんな短いひとときのことです。


ふと校庭を見ると——

乾いた道も、歩きやすい通路も、いくらでもあるのに、子どもたちは迷わず“そっち”へ向かっていくのです。


そう、大きな水たまりへ。


しかも、ためらいなく…。

「そこ行くのね…」と大人が心の中でつぶやく間もなく、ぴちゃっ、ぴちゃっと足を踏み入れていく。

芝生の運動場にできた、あの堂々たる水たまりに。


そっと足先を入れてみたり、水面を揺らしてみたり。

誰かが呼んだわけでもないのに、自然と子どもたちが集まっていく姿を、思わずじっと見ていました。


大人の目にはただの水たまりでも、子どもたちにとっては、雨上がりに登場する小さな世界。

その存在に気づき、自然と足を向けていく——そんな子どもらしいまなざしを、私たち大人もかつては備えていたことでしょう…。


その様子を見守る保護者の皆さんの表情もまた絶妙で、

「まあ…楽しそうだからいいか」

という一方で、

「でも、洗濯物が増えるのだけは勘弁して!」

そんな“声にならない声”が、こちらまで伝わってくるようでした。


水たまりひとつで場が和むのですから、子どもの力ってやっぱりすごいです。