12月3日(水）

今日の献立は牛乳、きつねうどん、肉団子甘酢あんです。

「きつねうどん」は、甘く煮た油揚げをのせたうどんのことです。「きつねは油揚げが好物」と言われていたことから、その名がついたとされています。また、きつねうどんは大阪で誕生したとされ、明治時代に現在の形が定着しました。

関東風と関西風のきつねうどんには、いくつか大きな違いがあります。まずはだしの味です。関西風は昆布と薄口しょうゆを使った、淡い色であっさりしただし。旨味が強く、塩分は控えめ。これに対し、関東風はかつお節と濃口しょうゆを使った、濃い色でしっかりした味。甘辛い風味が特徴です。

次に油揚げの味付けです。関西風は甘さ控えめで、だしの味を活かしているのに対し関東風は甘辛くしっかり煮ることが多いです。最後にうどんの麺です。関西風は太めで柔らかい麺ですが関東風はやや細めでコシがある麺です。比較すると面白いですね。