リニア開通の夢〜新幹線開業50周年の年に
- 公開日
- 2014/09/24
- 更新日
- 2014/09/24
校長
リニア開通の夢〜新幹線開業50周年の年に
先日、リニア中央新幹線の開業を目指すJR東海が山梨のリニア実験線で報道向けの試乗会を行ったとのニュースを見ました。
L0系車両は最初はタイヤで走り、時速160キロを過ぎると車体が磁力で浮上し
時速500キロで走るのだそうです。
11月には一般向けの試乗会も行うとのことですから、興味のある方はJR東海のホームページをご覧ください。
リニアは2027年に名古屋までの開通を目指すそうです。大阪までは2045年の開通だそうです。
僕も運がよければ大阪まで1時間で行けるリニアに乗ることができるかもしれません。
コストや環境問題等様々な課題があるのでしょうが、実現すれば技術大国日本の面目役如といったところでしょうか。
僕が小学校に入学した年の昭和39年10月1日に新幹線は開業しました。
「夢の超特急」と云われたひかり号、こだま号とも当時の小学生のあこがれの的でした。
東京−大阪間を3時間15分で結ぶ新幹線は、まさに日本列島を距離・時間的に短縮しました。余談ですが、「こだま」は東海道線の特急の名前がそのまま使われたのでした。
小田原は新幹線とは縁の深い場所です。
東海道新幹線の建設時に旧国鉄が東京大阪間全線に先駆けて綾瀬−鴨宮間に試験用区間を設け、鴨宮基地がおかれたのでした。ここで走行試験や乗務員養成が行われました。
関係者以外立ち入り禁止と云うことで一般には公開されていませんが「新幹線発祥の地」の記念碑が開業10周年目に当たる74年に鴨宮の新幹線の線路脇につくられました。僕は写真でしか見たことはありません。
今年は50周年と云うことで、記念イベントもマロニエ等で行われます。
小田原高校でもOBが走行試験時から新幹線を運転していた関係で、乗務日誌などの寄贈を受け5月に展示を行いました。
また、NHKでも特集を組みますので是非ご覧ください。
「新幹線を作った男〜島秀夫物語」という本があるのですが、その新幹線の父と云われる島さんのもとで一緒に新幹線の仕事をしていた人物が血縁におります。小学校入学前の僕は、祖母に連れられて東京の永福の自宅へ何回か行ったのでした。ご当人も100歳近くになっていおりますが、機会をつくって往時の話を聞かせていただければと思ってます。また、リニアについての感想も是非聞いてみたいです。
技術の粋を集めたリニアに、今の小学生もあこがれや夢を持って欲しいものです。