シャトル後継機決定
- 公開日
- 2014/09/18
- 更新日
- 2014/09/18
校長
シャトル後継機決定
昨日、スペースシャトルに代わる宇宙船が「CST100」と「ドラゴン」に決定したとの報道を知り、小学生最後の夏が鮮やかによみがえってきました。
僕には忘れられない夏がいっぱいあるんです。
きっと皆さんにもそんな夏があると思うんですが・・・
松任谷由実の曲に「未来は霧の中に」というのがあって、その中で
♪ある日目覚めるとテレビジョンには 月を歩いてる飛行士がいた
私は13 初恋なくして もう 恋はみんな同じ
そのうち誰かが火星に降りても もう愕かないでしょう♪
とうたいます。
45年前のあの日、1969年7月21日、11歳の僕は近所の食堂でお昼にカレーライスを食べていた。食堂のテレビには本当に月を歩いている飛行士がいたんです。
皆さんもご存じだと思いますが、
「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍だ」の名言。「静かの海」に着陸し、人類で初めて月面に左足で一歩を踏んだアポロ11号アームストロング船長の言葉です。17号までのアポロ計画で途中帰還した13号を除き6回、月面着陸に成功してます。
翌年の大阪万博では「月の石」見たさに、アメリカ館の長蛇の列に僕は並んだのでした。(そこでカメラをなくした・・・トホホ)
11歳の僕は“初恋なくした”かどうかは忘れました(直近のことさえわからないことが多くなってきてます)し、天文小僧でもなかったんですが、宇宙の神秘性や不思議に触れ、多くの夢を抱いたのでした。
“そのうち誰かが火星に降りても もう愕かないでしょう”
そんなことはありません。
火星では「キュリオシティ」が探査を行い、初めて大地を掘削し、採取した岩石の成分を分析。火星がかつて生命が存在しうる環境だったことを突き止めるなど大きな成果をあげています。
近い将来、人類が火星に立つ日が来るかもしれません。
好奇心をそそられますね。
月に立ったアームストロング船長は一昨年夏に亡くなりました。82歳だったそうです。
シャトル後継機決定の報道に、11歳のころに抱いた夢はないにしろ、
“感受性と好奇心と挑戦する意欲を失った大人にはならないぞ!”
と再確認した、夏ばて気味の僕でした。