6/24 算数「分数と小数が混ざった計算の仕方」の授業
- 公開日
- 2021/06/24
- 更新日
- 2021/06/24
校長室から
6月24日(木)、6年生の教室に算数の授業を見に行きました。子どもたちは私が教室に入ると、元気な声であいさつをしてくれます。さすが、最上級生です。
授業は、今まで学習してきた数の復習から入りました。「2,4,6,102、共通点は?」「偶数です。」子どもたちは即答します。担任は、すかざす偶数の定義について問い返します。このように繰り返し確認していくことで学習内容は定着していきます。その後、奇数、整数、小数、分数について確認した後本題に入ります。担任はおもむろに「2/5+0.5」と板書し、「何か気づいたことある?」と問いかけます。子どもたちは、今日学習することを分数と小数が混在した式からとらえました。
まずは自力解決をします。単に答えを出すだけでなくこの計算の仕方を説明できるように考えます。しばらくすると自然に教え合いが始まります。そんな雰囲気がとてもいいなと思いました。みんなで学ぶ雰囲気ができています。全体に発表する前、子どもたちから「隣の人と確認したい。」という声が、ペアで考えを確認することで、発言への自信になるようです。子どものつぶやきを担任はしっかりと拾います。その後、代表児童が発表しました。小数を分数にするやり方、分数を小数にするやり方が出ました。要はどちらかにそろえると言うことです。発表に対していろいろな人が補足説明します。
この学習をいかして次の問題をやってみましょう。「0.9−1/6」子どもたちは当然今やったやり方で答えが出せると考え解いていきます。しかし、1/6は割り切れないため小数にできません。このやり方で解こうとした人は「あれっ」と思います。問題に取り組んでいき中で、新たな疑問が生まれます。子どもたちは、「あれっ」と思わせる教師の仕掛けに知的好奇心をくすぐられたことでしょう。楽しい授業ってこういうものなんだろうなと思いました。
教室の前面に担任が大切にしている「聴・話・書」の掲示があります。肩を張らずに思ったことをつぶやける雰囲気の授業でした。