学校日記

算数 量感を豊かに!

公開日
2025/12/17
更新日
2025/12/18

行事・活動

 1年生と4年生の算数の時間です。1年生は紙テープで長さを調べたり、比べたりしています。4年生は、教室や体育館、廊下などの広さ(面積)を測って計算していました。

 算数の中で「量感」という言葉があります。ざっくりいうと、長さや広さ、大きさ、かさなどの「だいたいこんなもんかな?」というイメージ、「1mってこのくらいだな」「1リットルはこのくらいでこのくらいの重さかな・・・」といった感覚です。

 この量感が豊かになると、計算していても「あれ?」というミスに気づきやすいですし、単位についての理解も進みます。

 例えば、文章問題で、「駅から学校までの道のりはどれくらいですか?」という問題で580kmという答えがでたら「それはない!」と思うでしょう。ひいては、「~~のとき、このペン1本はいくらになるでしょう?」などといった問題に出会ったとき、もし、答えが3000円となったら、「え?さすがに・・・高くない?」と気づくでしょう。

 この「量感」を身につけるには、いろいろな体験が必要です。生活の中で測ったり、作ったり、持ったり、広げたりする活動がどのくらいあるでしょうか?今は、一緒には買い物に行く機会も少なくなってきたでしょうか、重いものを運ぶことも、メジャーや秤ではかることも少なくなってきています。新聞を広げる、調理をする、キャベツやりんごなどを手に取る、折り紙を折るなどなどいろいろな体験が量感を育てます。

 学校では教科書上、机上だけでなく、見当をつける、身近な具体物で比べる、実際に測るなどの作業的・体験的な活動を折りに触れ取り入れていきたいと思います。