9月1日 全校朝会
- 公開日
- 2015/09/01
- 更新日
- 2015/09/01
校長
9月1日 全校朝会
足柄小に元気な子どもたちが戻ってきました。
朝会での校長の話を掲載いたします。
おはようございます。
「みなさん 長い夏のお休みは面白かったですね。
これからは二学期で秋です。
むかしから秋は一番からだもこころもひきしまって、
勉強のできるときだといってあるのです。
ですから、みなさんも今日からまたいっしょに
しっかり勉強しましょう。」
これは、今から80年ほど前に書かれた宮沢賢治さんの
「風の又三郎」という童話の中での又三郎の先生の言葉です。
6年生は、国語で宮沢賢治さんの「やまなし」を学習しますね。
時代は大きく変わり、大変便利な世の中になりましたが、
今も昔も小学生の生活に大きな変化はありません。
今日は雨が降っています。
宮沢賢治さんの詩に「雨にも負けず」がありますので紹介します。
雨にも負けず 宮沢賢治
雨にも負けず 風にも負けず
雪にも夏の暑さにも負けぬ 丈夫なからだをもち
慾はなく 決して怒らず いつも静かに笑っている
一日に玄米四合と 味噌と少しの野菜を食べ
あらゆることを 自分を勘定に入れずに よく見聞きし分かり
そして忘れず
野原の松の林の陰の 小さな萱ぶきの小屋にいて
東に病気の子供あれば 行って看病してやり
西に疲れた母あれば 行ってその稲の束を負い
南に死にそうな人あれば 行ってこわがらなくてもいいといい
北に喧嘩や訴訟があれば つまらないからやめろといい
日照りの時は涙を流し 寒さの夏はおろおろ歩き
みんなにでくのぼーと呼ばれ 褒められもせず 苦にもされず
そういうものに わたしはなりたい
冬休みまでの4ヶ月間、運動会をはじめいろいろな行事があります。
心と体を鍛え、しっかり勉強しましょう。