小西薬局

学区にある「小西薬局」さんについて紹介します。

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小西薬局は、創業1633年歴史ある薬局です。江戸時代からの長い歴史があり、今でも創建当時の看板があります。他にも昔の製薬会社の看板(むかしは、文字は左から読むのではなく、みぎから読むので文字が逆の看板です)、薬を作る昔の道具までもあります。もちろん、今の薬もありますが、昔の薬も今もあり、とても歴史を感じられる楽しい場所です。

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小西薬局は創業を開始して今は十五代目の方が営んでおります。建物は登録有形文化財に登録されており、登録証もあります。これは、文化省から認められている昔の建造物です。 建物は、関東大しん災でくずれてしまいました。しかし、燃えはしなかったため、がれきでまたつくりなおしたそうです。

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今は、工場などで作られている薬が主に売られていますが、昔はいろんな道具を使って薬を作っいたのでその道具が、小西薬局には残っています。その中でもひときわ目立つのは百味箪笥(ひゃくみだんす)です。イメージとしては映画「千と千尋の神かくし」に出てくるかまじいが使っていたような箪笥です。引き出しが百種類以上あり、いまだ江戸時代の薬があります。箪笥の中には1000〜1200種類の膨大な量の薬が入っています。お店が長い歴史があるので、箪笥に多くのサインがみつかりました。 他にも下記の道具がありました。 「乳鉢」(にゅうばち)これは、生薬粉末を混ぜ合わせる道具です。 「薬研」(やげん)これは、刻んだ生薬を粉末にする道具です。 「膏薬練板」(こうやくれんばん)これは、軟膏を混ぜ合わせて、練るときに使う道具です。

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