5年生 わたしの木づかい事業(森林環境学習)
- 公開日
- 2025/02/26
- 更新日
- 2025/02/26
5年
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2月26日(水)に、5年生は わたしの木づかい事業(森林環境学習)の授業に参加しました。
小田原市の農政課の方が「木の先生」を連れてきてくださり、専門家の方から森林についての詳しいお話を聞くことができました。
私たちは、木をたくさん使ったら、山や森を壊してしまうのではないかと考えがちですが・・・実は、
「積極的に木を使うことは、森を守ることにつながる!」そうです。
具体的な話として、森林には、次の3つの役割があるとのことです。
1 山崩れを防ぐ ・・・ 深く、しっかりと張り巡らされた根っこが守ってくれる
2 水をたくわえて、きれいにする ・・・ 森が「緑のダム」の役割をする
3 地球温暖化を防ぐ ・・・光合成をして二酸化炭素を吸収してくれる
そして、森林は、昔よりも今の方が少ないのではないかと思ってしまいますが、実は、今の方が多いのだそうです。
理由としては、生活様式の変化で、木が使われなくなったことがあげられます。
次に、森林の増え方としては、次の2つがあります。
1 天然林(自然林)・・・ 種など自然に増える
2 人工林 ・・・ 人が植える
日本全体としては、天然林(自然林)が60パーセント、人工林が40パーセントなのですが、小田原市では、人工林が70パーセントを占めるそうです。
人工林が育つまでのサイクルは、次の通りですが・・・
1 植林 → 2 下草がり → 3 間伐 → 4 主伐
1サイクルに50年~100年かかるそうです。
途中、実際に森林にある1本の木になったつもりで、子どもたちはジェスチャーをし、「間伐」の大切さを実感していました。
「間伐」をしないと、木がぎゅうぎゅうになり、根が十分に張れず、のびのびと育つことができなくなることがよく分かりました。
間伐した木を使ったものは身近にたくさんあり、小田原市でも、市役所の受付、梅丸広場の掲示物やベンチ、いこいの森の建築物、市内各学校の木質化された教室等に使われているそうです。
まとめとして、
・森を豊かに保つためには、間伐など、森林を管理することが必要
・木材を積極的に使うことで、森がしっかりと管理される
・しっかりと管理された森は、私たちの生活を豊かにする
ことが分かりました。
間伐された木材を使った物を積極的に使って、森を守っていきたいと思いました。
とても勉強になりました。