図書室だより2020 〜その11〜
- 公開日
- 2020/12/07
- 更新日
- 2020/12/07
お知らせ
なるにはBOOKS別巻「大人になる前に知る命のこと」 (加納尚美 編著・ぺりかん社)
今月23日には2年生を対象に性教育講演会があります。これに関連して、今回は中学生のうちに読んでおいてほしい「命」に関する本を紹介します。
この本では小学校低学年と高学年、中学3年間それぞれの年齢で学ぶ性のことから始まり、助産師(じょさんし)や産婦人科医(さんふじんかい)、大学の先生や博物館の職員など様々な大人からのメッセージが載せられています。中でも興味深いのは「生命の誕生は確率的に日本の総理大臣になるよりも難しい」のだという事実。ひとつの命が生まれるということは、天(てん)文学(もんがく)的な確率の中で生み出される奇跡そのものなのです。SNSの発達で間違った情報をうのみにする若者も多いようですが、ネットにばかり頼ることなく、このような本を読んできちんとした知識を吸収してほしと思います。
図書室では現在、性教育関連の本をまとめて展示しています。毎年男子に人気のこのコーナー(!)、すべて貸し出しもしていますのでぜひ利用してくださいね。