図書室だより2020 〜その6〜
- 公開日
- 2020/09/02
- 更新日
- 2020/09/02
お知らせ
怪談5分間の恐怖シリーズより
「呪いの人形」「幽霊のびんづめ」(中村まさみ 著 ・ 金の星社)
お盆の季節も過ぎ、短かった夏休みも終了しました。でも9月に入っても異常な暑さはまだ当分続きそうですね。そこで今回は読んで涼しくなる怖〜い本を紹介します。
この恐怖シリーズは1冊にそれぞれ25〜35話ほどの心霊話が収載。短時間でコンパクトに読み切ることができ、それでいて十分にゾッとできるのが魅力です。著者の中村氏が自らの体験談を語るスタイルが読む人の恐怖心を余計に煽(あお)り、自分の身の周りでも本当に起こるのではないかと思えてきます。興味深かったのは、“あやしい”と感じる空間に向かって腹の底から怒鳴るとあやしい現象が消え去るという記述。実行するには勇気がいりそうですが、手軽にできてスッキリしそうなこの除(じょ)霊(れい)(?)方法、試してみる価値はあるかも。でも逆に取りつかれてしまうこともありそうですね。
図書室ではこのシリーズが第4期まで、全20巻すべてそろっています。人気のシリーズですので、読んでない人は一度どうぞ。夜眠れなくなっても責任は負いません…。