図書室だより2019 〜その14〜
- 公開日
- 2019/12/23
- 更新日
- 2019/12/23
お知らせ
「百人一首のひみつ100」
(佐々木幸綱 監修 主婦と生活社)
年明けに控える大きな学校行事と言えば 百人一首大会!ですね。百人一首は天皇の勅令により編集された「勅撰集」という歌集から、藤原定家により選ばれた100の和歌で構成されている…というのは学校でも勉強するところ。2016年に映画化された「ちはやふる」(末次由紀著 講談社)で百人一首に興味を持った人もいるかと思います。
この本では一首ずつの丁寧な解説とともに鑑賞ポイントや歌人のエピソードも盛り込まれており、百人一首の秘密を知るというよりは、日本人なら知っておいてほしい知識が多いです。とはいえ、100首の中、43首と半数近くが恋愛を詠った和歌。複雑な女心が垣間見える恋の歌を中学生の皆さんが理解するのは、まだまだ難しいかも知れませんね。
※図書室ではこのほか「超訳百人一首 うた恋い。」(1,2巻 共に杉田圭著 KADOKAWA)「百人一首大図鑑」(吉海直人監修 国土社)など、眺めているだけでも楽しく勉強になる本を展示しています。気軽に読んで、百人一首を身近に感じてください。