学校日記

図書室だより2019 〜その6〜

公開日
2019/07/22
更新日
2019/07/22

お知らせ

「北加伊道 松浦武四郎の
        エゾ地探検」
(関屋敏隆 著・ポプラ社)
 海の日にNHKで放送された「永遠のニシパ」を見た人も多いでしょう。このドラマはおよそ150年前、蝦夷と呼ばれていた北の地を「北海道」と名づけた松浦武四郎の活躍が描かれたものです。
 武四郎は生涯6度にわたり蝦夷地を調査し、アイヌ語の地名や文化を記した地図・記録を多く残しました。この「北加伊道」では繊細で緻密な型染版画とともに武四郎の功績が紹介されており、あまり知られていないアイヌ人の生活や風習を見ることができます。北海道の珍しい地名の数々は、アイヌがルーツだったのですね。今年4月にはアイヌ新法も制定され話題となりましたが、中学校でも学習するアイヌのことを、この絵本でもっと身近に感じられたら良いなと思います。
4日に行われた読み聞かせ「クマと少年」(あべ弘士 著・ブロンズ新社)の絵本もアイヌがテーマでした。あわせてぜひ読んで見てくださいね。