学校日記

図書室だより2019 〜その4〜

公開日
2019/06/17
更新日
2019/06/17

お知らせ



「世界一美しい錯視アート」(北岡明佳 著 株式会社カンゼン)

 東野圭吾氏の小説「パラレルワールド・ラブストーリー」が映画化され、先月末より上映されていますが、映画協力のクレジットのひとつに「蛇の回転」という言葉がありました。物語とどのような関連があるかに興味を惹かれ調べてみたところ、北岡明佳氏の著書「世界一美しい錯視アート」の中にこの美しい造形を見出すことができました。

 この本は映画の中で重要なファクターとなっている¨人間の脳は簡単にだまされるもの¨だということを実際に体験できるアートブックで、絵が回転しているように見えたり、眺めているうちに色が消えていったりなどの不思議な現象が見られます。人は誰しも自分の記憶や認識が正しいと思いながら生きているものですが、実は私たちの脳は些細な要因にも影響を受けやすい曖昧なものなのかも知れません。

 図書室には「パラレルワールド・ラブストーリー」の原作本とともにこちらの本も展示していますので、併せて読んでぜひ心地よく騙されてみてください!