学校日記

図書室だより2022 〜その9〜

公開日
2022/11/28
更新日
2022/11/28

お知らせ

「太陽のひみつシリーズ 日食と月食」(藤井旭 監修・写真 ほるぷ出版 2020年3月発行)



11月8日、月が地球のかげに隠れる「皆既月食」と、天王星が月のかげに入る「天王星食」が同時に見られました。この惑星食が起きるのは実に442年ぶりとのことで、1580年以来。織田信長が活躍した安土桃山時代でしたが、この時は土星食だったそうです。

月食は太陽と地球と月がちょうど一直線に並んだ時に起こりますが、月食となるのは満月の時だけ。月食の始まりで月は白く見えましたが、皆既月食の時には月は赤くなっていましたね。これは「赤銅色」と呼ばれ、地球に当たった太陽の光が曲がって、赤い光だけが届くからだそうです。これだけでも神秘的ですが、更に今回はこの月食の最中に月が天王星を隠す天王星食が進行しており、まさに世紀の天体ショー。次の皆既月食は2025年の9月8日ですが、今回のように惑星食も同時に見られるのは322年後の2344年とのこと。まさに天文学的な話ですね。

11月末〜12月上旬に、図書委員による放送での朗読を企画しています。この時期に栞の配布も計画しているので、多くの人に図書室に足を運んでもらえたらと思います。