学校日記

図書室だより2022 〜その4〜

公開日
2022/07/07
更新日
2022/07/07

お知らせ

「新版 よくわかる星空案内」 

(木村直人 著 誠文堂新光社 2017年9月発行)




 今年の梅雨はあっという間に明け、早くも厳しい暑さと格闘する毎日となりました。でもこの時期に星空を楽しめるのは稀、ということで今年は七夕に満天の星を眺めてみてはいかがでしょうか。

この本の中で、夏の星空観察ポイントとして『七夕の星と天の川から宇宙をイメージする』とありますが、実際に天の川を見たことがない人も多いのでは?天の川は400百年前にガリレオが発見した微光星の集まりで、こと座のベガ(織女星)とわし座のアルタイル(牽牛星)はこの天の川をはさんで美しい光を放ち続けています。織姫と彦星が年に一度だけ会えるという伝説は有名ですが、ベガとアルタイルとの間の距離は実に15光年。1光年は距離にすると約9兆5000億kmなので、まさに宇宙的規模の遠距離恋愛ですね。

本書では他にも「銀河鉄道の夜」(宮沢賢治著)の世界を実際の星と結びつけて紹介していたりと、読みどころ満載。晴れた夜にはぜひ星空を見上げて、星座の神秘と壮大な宇宙を体感してみてくださいね。