学校視察からみえること
- 公開日
- 2015/01/21
- 更新日
- 2015/01/21
校長室から
小規模特認校となってから視察を受けることが多くなりました。先日も伊勢原市教育委員会の方がおいでになったり、秦野市の学校関係者がおみえになったりしました。文部科学省から学校の統廃合についての指針が新聞紙面を賑わしているとおり、日本中で児童生徒数の減少に対応しようとしています。
小田原市が小規模特認校制度を利用したことは、先見の明があったと、先日講演のあった研究者の方もおっしゃっていました。片浦小学校では特認制度導入後児童数が増加に転じ、新聞でも取り上げられたところです。視察に来られる方々は成功例として熱い視線をむけておられます。
他地域の小規模校との決定的な違いは、片浦は交通の利便性が良いことです。視察に来られる地域は山間部が多く、大きなハンディを抱えています。JRの駅があることは大変幸いでした。
しかし、小田原から通いやすい反面、地元の石橋、米神、江之浦は公共交通機関には恵まれていません。バス利用による通学は昔のままです。土曜日曜はそのバス便さえありません。車に頼っていますが、渋滞には悩まされ続けています。
この交通の便を克服することが、片浦地区にとって最大の課題です。学校としての目も小田原方面からやってくる児童の安全と共に、地元の通学利便性向上を訴え続ける必要があると常に考えているところです。同時に特色として打ち出してきた様々な取り組みを、これからも大事にして、日々子どもたちに対峙していくことだと考えています。
(写真は本文と直接関係ありません)