学校日記

ふるさとへの思いを感じました

公開日
2024/01/29
更新日
2024/01/29

校長室から

夏の大美和神社の例大祭で、江之浦農園のSさんとお話させていただく機会がありました。Sさんはその時のことを覚えてくださっていて、先日、片浦小の子ども達に、江之浦農園のみかんジュースを飲んでほしいと、全校の児童にジュースをくださるというお申し出があり、ありがたく頂戴することにしました。せっかくですので、社会科でミカン農家さんの仕事について学習している3年生に、Sさんたちの工夫や、ジュースへの思いを話していただいたらどうかと考え、Sさんにお願いをしてみましたら、快く引き受けてくださいました。ここにまた一つのご縁ができました。Sさんは現在は東京で江之浦農園の仕事をされているそうなのですが、もともとは片浦小の卒業生です。子ども達にとっては先輩にあたります。
3年前、片浦地区でとれた温州ミカンのジュースを約3000本つくったことが始まりだとのことでした。昨年は、江之浦せとか、江之浦きよみ、江之浦しらぬいなど、様々な種類のみかんジュースをつくられ、約1万本を販売したそうです。ミカンにもいろいろな種類があることを知り、子ども達は驚いている様子でした。私もミカンにこんなに種類があることを知ったのは、お恥ずかしながら最近のことです。ちなみに、「せとか」という種類のミカンは収穫量が少ないため、300本しかつくることができなかったそうで、あっという間に売り切れてしまったとのことでした。せとかは甘みが強く、香りがよいことが特徴のミカンで、江之浦農園さんは「柑橘界の大トロ!」と紹介されていました。
3年生はこれから石橋のYさん(本校の保護者です)のミカン農園を訪ねますが、それぞれの農家さんがどんな努力や工夫をしているのか、同じことは何か、違うことは何か、しっかり学習してきてほしいと思います。
今日のSさんのお話からは、遠く(東京ですが)に住んでいても、ふるさと片浦を大切に思っていること、人口が減っている片浦地区を元気にしたい、という熱い思いが伝わってきました。子ども達もきっと同じように感じてくれたことと思います。Yさんの農園でもミカンへの思いを受け止めてきてほしいと願っています。
私も「江の浦きよみ」を頂戴しました。ありがとうございました。2枚目の写真は、Sさんの妹さん(江の浦で農園のお仕事をされています)のトートバッグに、ジュースの刺繍を発見し、思わず写真を撮らせていただきました。妹さんの手刺繍だそうです!ここにも江の浦ミカンジュース愛を感じました。