関東大震災から100年
- 公開日
- 2023/09/01
- 更新日
- 2023/09/01
校長室から
学校日記でもお伝えしましたが、今年は関東大震災から100年となります。テレビや新聞などの報道でも大きく扱われているので、話題にされているご家庭も多いことかと思います。
9月1日付の神奈川新聞に、当時の行政区域別の死者・行方不明者数が記載されていました。それによりますと、小田原町で280人、足柄村で173人、そして片浦村では406人が亡くなられたり行方不明になったりされたとのことでした。犠牲となった方の人数からもこの片浦地区の被害がいかに大きかったかがわかります。
当時の片浦小学校は、その年の7月に落成したばかりの新校舎が一瞬で崩れ落ち、理科室から出た火によりすべて焼けてしまったとのことでした。(旧校舎は前年に火災で焼失)そして児童93名、教員4名が犠牲になったそうです。
今日の朝会では学校に残っている「地震と戦争の記録(根府川公民館・根府川自治会発行)」の中から、当時根府川駅の近くに住んでらした方の証言を読みました。その時の様子を頭に思い浮かべながら聞いてほしいと伝えてから読みました。
校舎西側の階段そばには、関東大震災で亡くなられた児童や教員等を悼む石碑があります。今朝花を供えようとしたところ、先にどなたかが供えてくださっていました。地域の方でしょうか。
どうか安らかに、そしてこの学校で生活する児童や教職員の命と安全をお守りくださいと祈りました。