着衣泳に取り組んでいます
- 公開日
- 2025/07/11
- 更新日
- 2025/07/11
お知らせ
いざというときに備え、本校では全学年で着衣泳に取り組んでいます。
9日(水)は5年生最後の水泳学習として、着衣泳を行いました。まず、「なんで着衣泳って行うの?」という疑問を子どもたち全体に投げかけると、「もしもの時に…」や「夏休みに海に行くから…」など、様々な見解を述べているのが印象的でした。そして「命」という視点で、昨年度の水難事故の発生件数を調べると日本全体で1392件であり、その約半数以上が命を落としていること(警察庁HP)を話し、着衣泳を行う大切さについて話をしました。
まずは、歩行と簡単な泳法に取り組みました。「水着だけを着ている時より歩きづらい…泳ぎづらい…」ということを感じたようです。
次に、実際に遭った時にどうするかについて確認しました。
1まず大声を出して助けを呼ぶ。(おぼれている人を見たら119番通報)
②自分の衣類や周りにつかめる物がないか探す。
3背浮きをして、助けが来るのを待つ。
4(最悪の手段として)泳ぐ。
泳ぎが得意な人でも溺れてしまうのは口と鼻が水でおおわれてパニックになるからだそうです。だからこそ、助けが来るまで(落ち着いて)浮くという技術が必要であることの確認をし、浮く練習をしました。
背浮きでは、昨年はすぐ顔が沈んでしまい苦しむ様子も見られましたが、長い時間安定して上手に浮くことができ、自信をもって取り組む子も多くなり、成長を感じました。
まさかの事態はこれから先を生きていくうえで、起こらないに越したことはありませんが、一つの知識として覚えておき、「あの時に…」と振り返れる人であってほしいと思っています。