読書の秋に
- 公開日
- 2016/11/22
- 更新日
- 2016/11/22
校長
読書の秋に
今年の読書週間は、この12月に20数年ぶりに第八部が刊行されることになった五木寛之氏の「青春の門」を読み返した。
第一部が刊行されたのは1970年だから、丁度僕は中学生になった年だ。第六部が刊行されたのは大学卒業の年。学生時代を通して読み継いできた感が強い。
映画も観に行った。吉永小百合、大竹しのぶさんが演じた二作と松坂慶子、杉田かおるさんが演じた二作、計四作を観たのを覚えている。
当時と自分の状況はだいぶ変わり、還暦に近づきつつある今、本から得る感動も変わっているのだろうが、第八部を早く読みたいという思いは募るばかりだ。
40数年という時間の流れの中で、分別のある大人になったかどうかは判らないが、まだまだ仕事もしたいし、好きなことも沢山やって楽しみたいと思う。
振り返れば、仕事ばかり続けていたような人生で、本当に楽しんでいたかは疑問だ。今は2〜3年後の目標を立てて、もう少し楽しみのできる時間や環境を作ろうと思っているのだけれど、まぁ、その時になってみなければ判らないだろうな。
ジョージ・バーナード・ショーというイギリスの作家が面白いことを言っている。
We don't stop playing because we grow old. we grow old because we stop playing.
年をとったから遊ばなくなるのではない。遊ばなくなるから年をとるのだ
深い言葉です!
好きなことに夢中になったり、それを継続することが人生を潤すのでしょうね!
老いてもなお、豊かな心を持ちたいものです。
「青春の門」を読み返しながら、向上心をなくした年寄りにはならないぞと自分に言い聞かせたのでした。
しっかりと仕事をするのはもちろんですが、楽しみも突きつめれば、人間修行なのでしょう、きっと!