学区内にある清閑亭について紹介します。
清閑亭は、明治時代に黒田長成(くろだながしげ)さんが、別荘としてつかっていました。黒田長成さんは黒田官兵衛(くろだかんべい)の子孫です。 |
清閑亭がたてられたのは、1906年だといわれています。棟札が昔は天じょう裏にあったようですが、二階を増築した時に、どこかにいってしまったので詳しくはわかりません。 この建物は、220坪ある大きなものです。関東大震災で、小田原のほとんどの建物が倒壊してしまったのに、清閑亭はわずかに残った貴重な建物の1つです。平成になってもまだ、当時のままの姿を残しています。 |
玄関からほとんどが木製で、電気はあまりついていなく、昔の家のイメージです。今の建物にはない、「昔を感じられる落ち着く場」だと思います。 |
小田原は明治時代の中期にかけて、政治家や起業家の一大別荘地帯でした。清閑亭の中にもそのことが垣間見えます。たとえば何気なく部屋にある掛け軸は、益田 孝(鈍翁)さんが書いたもので大変貴重なものです。 |
ほかにも価値のある物がたくさんあります。みているだけでタイムスリップしたような気持ちになれます。 |
清閑亭には借景(しゃっけい)と言うものがあります。自然物等を庭園内の風景に背景として取り込むことで、清閑亭でも相模湾などの外の景色がよくみえるものです。 |
他にも、清閑亭の中を説明する紙がいろんな所に、置いてあります。そこにある物のことがよくわかりやすく書かれています。 |