令和5年度 第1回 橘北地区下中小学校区広域避難所運営委員会
- 公開日
- 2023/09/06
- 更新日
- 2023/09/06
校長室から
9月5日(火)タウンセンターこゆるぎにて開催された会議に、本校からは校長と教頭が参加しました。
本地区での参加ははじめてでしたので、まず驚いたのが会議の進行です。
市防災対策課の方も出席はしていましたが、会議の進行も、連合自治会長が広域避難所運営委員会の委員長として執り行われていました。
以前、他地区に赴任していた際に参加した同会議(委員会)では、市防災対策課の職員が、資料準備や当日の進行・運営も行っていたので、本地区では、より地域に移譲されたということなのでしょうか。
いずれにしても、連合自治会長には本校の学校運営員会にも委員としてご参画いただいておりますが、本地域のために様々なことに中心的に取り組まれている姿に頭が下がります。
さて、この日の会議では、4つの基本方針や組織図等の確認がありましたが、特に重大な大規模地震の際には、学校での教育活動が再開するまで何日も要する可能性もあります。改めて、学校としてできることの役割を果たしたいと思いました。
会議では、「このような組織で備えていくものの、いざ災害があったら、自ら考え、臨機応変に対応せざるを得ない」という話がありましたが、時を同じくして聞いた「学校防災アドバイザー」の話(防災訓練・9月4日参照)でも同様のことが出ていましたので、「臨機応変」「自分ごととして考え行動する」というのは重要なキーワードです。
過去の災害時の報道等をみていると、問題のひとつに、『いざ広域避難所が開設されたとき、避難したその時から「受け身」になり、よりよいサービスを求めることに終始してしまい、ひどい時には、運営側を非難することや人を責めるようになってしまう』ということがあります。
もちろん、心身動けるような状況になければ、それは仕方がないのかな…とも思いますが、(そして、私も人のことは言えませんが、)このようなときに、仮に自分が心身動けるような状況なのであれば、「自分にできることは何か考える」「与えられるのを待つのではなくまずは行動する」ことの重要性を強く感じ、自身も実践したいと考えます。
そして、このことは、現在の学校教育で大事にしている、未来に向けて育みたい子どもの姿である、「自ら考え行動する姿」ともつながることから、本校の職員ともこのことを分かち合いながら、日々の教育活動にあたりたいとも思いました。