学校日記

こころの健康大作戦 ~守ろうゆたかな心~ その2

公開日
2024/09/30
更新日
2024/09/30

校長室から

学校保健安全委員会では、子どもたちにこのようなことを伝えました。


学校で過ごす中で、言葉によって私も気持ちが「にこにこ」になったり「しくしく」になったりします。

昇降口でのことです。

「○○さん、水筒忘れてるよ」「ありがとう」

こんなやりとりが聞こえてきて嬉しくなりました。

廊下でのことです。

「明日の書写の授業、楽しみにしています!」とにこにこしながら伝えてくれた子がいました。

私も、授業をするのがとても楽しみになりました。


自分が直接言われた言葉だけでなく、聞こえてきた言葉でも、人の心を変化させてしまいます。言葉にはすごい力があるなと思っています。水筒の会話は明るい声でのやりとりでした。書写を楽しみにしていた子はとても素敵な笑顔でした。「言い方」「表情」「声のトーン」も大切だと感じています。

みなさんが考えた児童会のテーマは、学校保健委員会の内容に深く関係があると思っています。思いやりの気持ちをもって伝えた言葉は、相手を「笑顔いっぱい」にします。きっとみなさんは、笑顔いっぱいにする言葉遣いをしたいと思っていることでしょう。でも、ときには「あんなこと言っちゃったな」「もっと違う言い方をしたらよかったかな」と後悔したり、もやもやしたりすることがあるかもしれません。そんな経験はありませんか。


夏休みに、読書感想文に挑戦した子が何人かいました。その中で、この学校保健安全委員会で、みなさんにぜひ紹介したい感想文があったので、一部を読みたいと思います。


★わたしが、この本をえらんだのは、ちょうどお父さんに「きらい」と言ってしまって、ごめんねとなかなか言えなくて、心がズキズキしていたからです。「ごめんね でてこい」は、はなちゃんがだいすきなおばあちゃんにきらいと言ってしまい、あやまりたいのになかなかごめんねと言えなくて、なやんだあと、あやまってなかなおりするおはなしです。

(中略)

わたしもお父さんに「ごめんね」と言うと、お父さんがいろいろ言ったあと、だいすきのハグをしてくれました。ズキズキしていたわたしの心がぽかぽかになりました。ごめんねは、ありがとう、だいすきとおなじくらい大切なことばだと思いました。じぶんがわるいなと思ったときには、すなおなきもちになって、「ごめんね、だいすき」と言える人になりたいです。


これを書いた子は「ありがとう」「だいすき」「ごめんね」を大切にしたい言葉だと教えてくれました。

みなさんの大切にしたい言葉は何でしょうか。今日の学校保健安全委員会でどんなことを考えたでしょうか。この後、教室で振り返りをしてみてくださいね。