いわさきちひろ没後40年の年に 「大人になること」
- 公開日
- 2014/09/12
- 更新日
- 2014/09/12
校長
いわさきちひろ没後40年の年に「大人になること」
この夏、信州に山歩きに行ったことは前回お話ししました。
あまりにも激しく降る雨に予定を変更して「いわさきちひろ美術館」を
久しぶりに訪れてみたのでした。
子どもをテ−マにした作品は、
色あせることなく優しくその場にいる人々を包みこんでくれました。
いわさきさんに最初に出会ったのは中学校の図書館でした。
漫画好きの僕が絵本を手に取るなんて滅多にないことですが、
その画風に引きつけられ手にしたのでした。
余談ですが、60年代後半から70年代初頭にかけてはスポ根全盛期で、
巨人の星、あしたのジョー、タイガーマスクなどが男子の人気をさらってました。
女子はチッチとサリー、エースをねらえ、パタリロなどを読んでました。
いわさきさんは74年8月に亡くなるのですが、
「大人になること」という一文が今も忘れらません。
著作権等の問題があるので全文を掲載はしませんが、
ネットで検索していただけるとすぐに見つかります。
自分の半生を振り返っているのですが、終末は次の文で結ばれています。
大人というものはどんなに苦労が多くても、
自分の方から人を愛していける人間になることなんだと思います。
素敵な言葉です。
そんな大人になりたいですね。