小田原文学館(田中光顕・北原白秋・尾崎一雄など)

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学区にある小田原文学館は田中光顕の旧別邸です。田中光顕さんは明治時代の政治家で元宮内大臣です。坂本龍馬や中岡慎太郎の最後を看取った人としても知られています。小田原には晩年の一時期お住まいになっていました。
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洋風建物は、三階建の本館と木造平屋建の管理棟よりなり、ともに屋根はスペインから輸入した瓦を用いたスパニッシュ瓦葺です。 本館一階の談話室と二階洋室の南面に張り出したサンルーム及び三階のべランダは昭和初期のモダニズム建築の特徴をよく示しています。 また、北面中央部に設けた階段はゆったりした勾配の造りで、笠石に大理石を用いた手摺の意匠は繊細で優れています。
平成6年には、小田原の出身及びゆかりの文学者にまつわるさまざまな資料を展示する小田原文学館に改装されました。
小田原は、温暖な気候ゆえに、明治期以降は多くの政財界人や文学者が居住しました。文学者では、北原白秋や坂口安吾などの文学者など十数名にのぼります。
小田原出身の文学者では、近代文学の先駆者とされる北村透谷、芥川賞作家で文化勲章を受章した尾崎一雄、また民衆詩派の中心詩人であった福田正夫や昭和20年代後半「抹香町もの」で一世を風靡した川崎長太郎などを輩出しました。どの方もすばらしい作品を残されています。ぜひ読んでみたいですね。(この文章は小田原市のHPを参考に書きました。)

田中光顕さんの出身地である高知県高岡郡佐川町「さかわ観光協会」のHPです。

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