教育ネットワークシステム

1 目的
既存のサーバや教育用・校務用PC、並びにネットワークの運用や活用の促進を図る。また、老朽化した機器等の計画的な入替を実施し、時代や現場のニーズに合ったネットワークを構築する。

2 事業の概要
・ 教育用PCの運用・促進に向け、教育用PCの活用を促進する取り組み
・ 教育研究所ホームページの運用と更新
・ 教職員一人一人についての情報(端末やメールアドレス等)の確認作業
・ 学校情報セキュリティポリシーの策定や改定に向けた支援
・ 新教育ネットワークシステムの導入(平成25年11月)及び運用支援のための取り組み

3 新教育ネットワークシステムの導入について
情報通信の急速な進歩により日常生活が大きく変化している。情報を取捨選択し、コミュニケーションの効果的な手段としてコンピュータを活用する力を子どもたちに育むことが求められており、その土台となるICT環境の整備が急務となっている。しかし、現在の教育ネットワークは十分には活用されていない。そこで、今一度、『学校のために』という視点で、教職員にとってよりよい環境、延いては子どもたちのためとなるシステムの構築に向け、平成24年4月から検討をはじめ、平成25年11月から新教育ネットワークシステムを導入することになった。

(1)教育ネットワークシステム検討会での取り組み
(ア)検討会の発足(平成24年4月〜)
 小・中学校代表(校長会、教頭会、総括教諭、教諭)行政(情報システム、建築、教育委員会) 計24名
(イ)検討会・部会の開催(計9回)
 課題を整理し、新システム構築に向けて検討を進めた。その過程では、自宅にシンクライアント端末を持ち帰り仕事ができるなど、先進的なシステムを導入している自治体を視察した。また、システムの選定については、専門性の高い情報機器を扱うネットワークを構築する必要があるため、専門業者からの企画・提案を受けながら更に検討していくことにした。

(2) 新システムで対応した課題 〜検討会からみえてきたこと〜
・ 回線の高速化
 現状は、回線速度が遅く、例えば、インターネット閲覧でも多くの時間がかかることから、パソコン室の活用も進んでいない。そのため、高速回線に切り替える必要がある。
・ 校務用パソコンの環境整備と増設
 正規職員に対し一人一台配付されているが、臨時的任用職員も多いことから絶対数が不足している。また、ソフトウェアも十分ではないことから、個人パソコンを使用している職員もいる。そこで、教職員の業務を十分に把握し、セキュリティの観点をふまえた再整備が必要である。
・ 校務支援システムの導入
 情報の一元管理と校務の効率化により、教職員が、子どもと向き合い、教材研究等に費やす時間が少しでも増えるよう、校務支援システムの導入が必要である。
・ 自宅利用等リモートアクセス環境の整備
 必要なデータを学校から持ち出し、自宅で仕事をせざるを得ない実情ではあるが、この状況はデータの紛失やウイルス感染のリスクが高い。そこで、安全に自宅等からでも利用できる環境を実現したい。
・ イントラネット・校内LAN環境の拡張
 職員室やパソコン室では、校内LANが施設されているが、他の教室等まではLAN環境が施設されていない。そこで、校内の必要とする教室等にネットワークで利用できるようにする必要がある。
・ 学校独自のホームページ更新・緊急情報の発信
 現状は、各校で更新したデータをWebサーバのある教育研究所に記録媒体で送り、更新する必要があることから、公開までに数日かかる。そこで、学校独自により迅速に情報を発信できるようにしたい。また、災害発生時等の緊急情報を保護者へ伝達する手段を確保したい。
・ 保守管理体制の整備
 障害発生時、回線や機器の不具合なのか、ソフトの問題なのか等、原因の切り分けに時間を要し、学校運営や授業にも支障をきたすことがある。全ての窓口を一本化することで、迅速に解決できるようにしたい。

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