教室は( )ところだ
- 公開日
- 2023/10/06
- 更新日
- 2023/10/06
校長室から
昨年度、今年度と、始業式に「教室はまちがうところだ」の詩を抜粋して子ども達に話しました。そして、
1 新しい教室で、失敗や間違いをおそれずに、いろんなことに挑戦してください。失敗は怖くない。本当に怖いのは、失敗することを怖がって、何もしないでじっとしていること。
2、友達の失敗や間違いを笑わずに、ああでもない、こうでもないと考えて、そして、ああしたらいい、こうしたらいいと工夫して、友達や先生と一緒に、よいクラスを作っていってほしい。
と話しました。
今日の終業式では、「教室は( )ところだ」の( )は何という言葉だったか、子ども達に問いました。何人か手をあげてくれて「まちがう」と答えてくれました。
そしてそのあと、次のように続けました。
「友達や先生と一緒によいクラスを作る」。皆さんは、よいクラスを作るために、自分から何かできましたか?人がやってくれることを待っているだけはなかったですか?誰かに助けてもらったら、「ありがとう」と言えましたか?
できたよ、という人もたくさんいると思います。でも、できなかったよ、できない時もあったよという人もいるでしょう。人が嫌がることをいっちゃった、うまくいかないことを人のせいにしちゃった、困っている人がいても見て見ぬふりしちゃった、 なんてこともあったのではないでしょうか。 嫌がることを言う、見て見ぬふり、人のせいにする、自分がよければそれでいい、そんな学校では誰も幸せになりません。 それは「自分だけが主人公」の学校です。
もし、4月から、クラスのみんなのために、学校のみんなのために、自分は何もしなかったな、できなかったなと思う人は、今日から、少しだけでいいので、自分の行動を変えてみる努力をしてください。
自分から挨拶をする、人の話をしっかり聞く、誰かがうれしそうにしていたら「よかったね」と一緒に喜ぶ、困っている人がいたら「手伝うよ」と言う。良くないことをしている人には「やめよう」と言う。どんなことでもいいです。少し自分の行動を変えて、自分ができそうだ、と思うことをやってみることです。「やめよう」と言うのは勇気がいることです。この学校にも、そうした勇気を持っている人がいることを、私は知っています。でも、まだまだ少ないと思います。その人に言えなかったら、先生に言ってください。ほんの少しの勇気をもってください。何度もお話しますが、楽しいクラス、楽しい学校は周りの人がつくるのではなくて、自分が作るんです。それが「一人ひとりが主人公」ということです。
前期は今日で終りですが、まだ1年の半分です。半分も残っています。大切なのはこれから。 後期、失敗やうまくいかないことがあったら、助け合って一緒に解決しましょう。 よくできていることは、ぜひ続けて、もっといいクラス・学校をつくりましょう。まだまだこれからです。
保護者、地域の皆様にはこの半年の教育活動へのご理解とご協力ありがとうございました。後期からも引き続きよろしくお願いいたします。