学校日記

「うれしい書写」をめざして

公開日
2022/09/21
更新日
2022/09/21

校長室から

3年生が習字の学習を始めて半年近くになります。初めのうちは、物珍しさや新しい道具へのうれしさなどもあって、気持ちも盛り上がっていたと思うのですが、半年も過ぎると、だんだんその気持ちは盛り下がってきます。
そのような中、「これから悲しい書写がはじまる・・」ということを言っていた子がおりましたので、「どうして悲しいのか」クラスの子ども達に聞いてみましたところ、何人かから「面倒くさい」「墨をこぼす」「字がうまく書けない」という答えが返ってきました。
前二つについては、正直なところ、そうだなぁ、面倒くさいと思う時もあるよね、と共感するところあります。「うまく書けない」については、いざ書き始めると、みな一生懸命で、「これがいい!」「先生!これ見て!うまく書けた!」と満足そうな子も多いのですが、やはりお手本と同じような字を書きたいと思う子が多いようです。
字を丁寧に書くことは大切で、その姿勢そのものが評価される場面もまだまだ多いと思います。そしてできれば形が整った字が望ましいです。しかしながら「お手本どおりかどうか」に必要以上にとらわれることなく、少しでも前よりもよく書けたと思えるように、自分が納得のいく字を表現できるように、もっと声をかけていこう、と思うのでした。「うれしい書写」を目指していきます。