学校日記

学校図書館より(35)

公開日
2021/11/22
更新日
2021/11/22

できごと

学校司書が本を紹介します。

1930年代のアメリカ。
ケンタッキーの山に住む人々へ、馬に乗って、悪天候の日も本を届けに来るブックウーマンと、まだ本を知らなかった男の子のお話。

男の子が一生懸命に摘んだ実を、お礼に差し出す父親。
本は無料と、受け取らないブックウーマン。「空気みたいに、ただなんですよ!」と。

そして、「そんなたいへんな苦労をして配られる本とは、どんなものか?」と、文字を学び、読み始める男の子。

すてきな物語です。


■『ぼくのブック・ウーマン』
 ヘザー・ヘンソン 文
 デイビッド・スモール 絵
 藤原宏之 訳
 さ・え・ら書房