3年生 「見えている事柄」から、「見えないこと」を想像してみる
- 公開日
- 2024/05/15
- 更新日
- 2024/05/15
6年
〜3年1組学級通信(5月14日付け発行)から〜
社会科では、下中地域の「南コース」をみんなでまとめました。実際に歩いて南コースを歩いている子どもたちは、自信満々にあったものを話していきます。
「南コースって、工場がすごく多かったよねー」
「干物の工場もあったよ!」
「玉ねぎの畑もたくさんあったよねー」
「ラーメン工場は、いいにおいがしてお腹がすいたよ!」
「ジャクサって書いてあったところの、大きい丸いドームみたいなものが気になるよねー」
などなど。
子どもたちは、実際に見てきたことから、南コースは、大きな工場がたくさんある地域、畑がたくさんある地域とまとめました。
ふと、子どもたちのまとめたノートを見ると、ある子が、
「広い道がいっぱいあった」
と書いていました。
それを私から子どもたちに紹介しました。
すると、子どもたちからは…
「確かに広い道があったねー!」
「多分さー、大きい車が通るからじゃない?」
「大きい車って、工場から出るトラックとかが通るから、道を広く作っているんだと思う!」
「その広い道はさー、工場のトラックだけじゃなく、畑から出てくる軽トラも走っていることがあるよ!バスも通るし!きっといろんな車が走るから、広い道なんだと思う!」
南コースの工場が集まっている地域は、なぜ道幅が広くなっているのかを、子どもたちが、
「実際に見てきたこと(根拠)」
と、
「自分たちが考えたこと」
を結び付けながら話すことができました。
この授業の最後に、私から
「社会科の学習は、実際に見てきたことから、それがなぜそうなっているのか、理由を考える勉強なんだよ!みんな、それができてすごい!」
と褒めました。
子どもたちは
「そっかー」
と、妙に納得をしていました。
少しずつ「物事の背景を考える」という視点が広がっていくよう、学習を積み重ねていきたいと思います。