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学校日記(学校でのできごとなど)

経験者研修 5年生・理科「ふりこの動き」

公開日
2023/11/21
更新日
2023/11/21

校長室から

教職に就くと、経験に応じて専門性を高めるための研修をしていきますが、この日は、専科や少人数指導を務めている教諭が授業者として、5年生・理科「ふりこの動き(ふりこの性質)」の授業場面で、授業力向上のための研修に臨みました。

具体的には、県からの教育指導員が授業を参観・観察し、その後、授業者との対話や授業者への指導・助言等をとおして、授業者の授業力向上を図っていきます。

ちなみに、この日に来校された県の教育指導員は、5年生の子どもたちが、1年生のときの本校の校長でしたので、5年生の子から、

「あっ、お久しぶりです!」
「1年生のときの校長先生だ!」
「今何やってるんですか?」
「お久しぶりぶり…」

など、4年ぶりの再会を、お互いに喜ぶとともに楽しんでいました。

さて、実際の授業ですが、
「メトロノームに合わせるにはどうしたらよいか」
「テンポのはやい曲(テンポの遅い曲)に合わせるにはどうしたらよいか」
などについて、子ども一人一人が、自分の「ふりこ」で試行錯誤をしながら、気づいたことや疑問などについて見出していくような場面でした。

「糸を短くするといいのかな」
「もっと糸が長いとできそう(合いそう)」
「全然、曲に合わなかった…」

本単元はこれからも続きますので、子どもの考えやつぶやきなどを大事にしながら、さらに、子ども自身が上手くいかなかったことや疑問に思ったことを今後につながる学びの礎としながら、授業が展開されることを願っています。

一般的には、授業力や指導力の向上は一朝一夕にはいかないものです。
しかしながら、日常的に児童一人一人と向き合うことと併せて、このような機会に、自身の授業について徹底的に見つめ、客観的にふりかえる…ということを繰り返しながら高めていってほしいと期待しています。


<追伸>

本校の職員複数名が、隙間時間を見つけてこの授業を参観していたのですが、授業者は、放課後の時間を見つけて、参観した職員一人一人に声をかけ、助言を求めていました。
こういった姿勢が必ずや子どもたちに還元されていくことでしょう。いろいろな助言を謙虚に受け止め、明日からの子どもの学びに活かしてほしいです。