校内研究全体会 11月15日
- 公開日
- 2023/11/17
- 更新日
- 2023/11/17
校長室から
教師としての授業力や指導力を高めていくために、互いの授業を実際に見合い、その後、授業を振り返りながら協議することをとおして切磋琢磨していくことはとても重要です。
いわゆる授業研究です。
このような場をとおして、子どもの表情や仕草まで含めた姿をみとり、児童理解に関する感度・感覚を高めていくことや、何より、
「子どもってすごいよね」
「子どもってこんなに立体的に物事を捉えていたのか」
などと、子どものすごさや無限の可能性を教師間で分かち合うことに価値があります。
年間をとおして、授業研究について、
学年やブロックといった単位では幾度となく行っていきますが、
全教職員が一堂に会して行うことは、年間数回の貴重な機会となります。
この日の授業者(授業提案者)は、1年生の担任でした。
「学習指導案」をつくって授業に臨むとともに、子どもの発言の予測やそれに対する支援などを幅広に見立てていたこともあって、教師は心にゆとりをもって、そして、子どもは安心して授業に臨んでいる姿が見られました。
放課後には、研究協議をとおして教師としての学びを深めていきます。
教職員一人一人が真剣に授業と向き合い、ベテラン職員も若手職員も一緒になって意欲的に子どもの姿を中心に語り合いました。
また、この日は横浜国立大学から大学の先生が来校され、客観的な立場で指導助言をいただきました。
授業を「連続性」「つながり」でみていくことや、未来を歩む目の前の子どもたちが、今必要な力を身につけることの重要性などを再認識できる時間でした。
次は1月の授業研究にお越しいただけることになっているので、次も楽しみであるとともに、見出した課題や助言などを、職員と一緒に考え、次に活かしていきたいと考えます。
<こぼれ話>
「大学の先生」についてですが、私(校長)が10年ほど前、横浜市立小学校に授業や学校経営等を学ぶために2度ほど訪問した際(当時)、そこで校長を務められていた先生でした。
つまり、当時たくさん学ばせていただいた小学校の校長先生でした。
本校では4年前から校内研究で指導助言をいただいているということでしたので、その偶然といいますか、人のつながり…や縁についても併せて感じています。
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